法人口座を作るならGMOあおぞらネット銀行がお勧め。税理士が考えるメリットについて解説

愛知県の豊橋で税理士をしている　提中（だいなか）です。

本日のブログでは、法人口座を作るならネット銀行が便利。そしてとりわけGMOあおぞらネット銀行が
一押しという内容を取り上げます。

以下、詳細について見ていきましょう。

インターネットバンキングの利用手数料が無料

GMOあおぞらネット銀行は、インターネットバンキングを無料で利用できます。

そもそもがネット銀行なので、窓口は存在せず、インターネットバンキングを前提とした設計に
なっていることによるものです。

そして、インターネットバンキングは何かと便利です。

通帳への記帳をすることなく、銀行口座への入出金をパソコンやスマホから確認することが
いつでもできます。

振込の手続きも指先一つで実行可能です。

また、弥生会計・freee・MFクラウド等の会計ソフトと連携させることで、入出金の動きを
自動的に仕訳に起票してくれるといったメリットがあります。

科目等の判定はアバウトではあるものの、取引日・入出金額・摘要についてはかなりの精度で
仕訳に起こしてくれます。

そういった点から、インターネットバンキングの利用は、あれば便利という次元から、ないと
不便という次元に来ているとの実感を持っています。

このように、色々と便利なインターネットバンキングですが、実店舗を持つ銀行でインターネットバンキングを利用しようとする場合には、毎月千円程度の手数料がかかることが多いようです。

GMOあおぞらネット銀行は利用料が無料、実店舗を持つ銀行は利用料がかかる。

この点が、あおぞらネット銀行を選ぶべき一つの理由になると考えています。

GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は、振込金額や振込先に関係なく、一律145円と大変リーズナブルです。

実店舗を持つ銀行となるとそうはいきません。

5万円以上は●●円、振込先が他行の場合には●●円といった具合に料金設定が細かく分かれており、
手数料もGMOに比べて明らかに高額です。

一回当たりの金額は少額でも、振込先が増えれば増えるほどその負担は重くのしかかることになります。

実店舗がなく、ランニングコストが低いことから、振込手数料が安く抑えられているものと思います。

※ただし、ATMの入出金は110円手数料がかかってしまうのはデメリットです。
　時間帯によって、出金に手数料がかかるのはやむを得ないと考えますが、入金にまで手数料が
　かかることについては納得がいかない気持ちがあります。

GMOあおぞらネット銀行は、国税や社会保険料を、ペイジーや口座自動振替で納付することができる点に大きなメリットがあります。

GMO以外のユーザー数が多いネット銀行としては、住信SBIネット銀行や楽天銀行等がありますが、これらの銀行は、国税・社会保険料の納付に関しては対応の途上の段階にあると言えます。

以下、2行の国税・社会保険料への納付に関する対応状況を見ていきましょう。

■住信SBIネット銀行

サービスとしてペイジーはリリースされていますが、国税・社会保険料の納付については対応していません。（地方税の納付のみ対応）

HPによると、2024年10月から「国庫金（国税や社会保険料、行政手数料など）」のお支払いおよび、「ダイレクト方式」への対応が完了するようです。

今年の10月以降は、納付可能となるようですので、SBIネット銀行の個人口座を既に持たれている方に
ついては、法人口座を作り、対応が完了することを待つというのも一つの手であると思います。

私も住信SBIネット銀行の個人と法人の両方の口座を持っていますが、操作方法はともに同じであるため、迷うことなく利用できる点はメリットであると感じています。

■楽天銀行

ペイジーを利用して、国税・社会保険料の納付を行うことができます。

ただし、口座自動振替には対応していないため、都度ペイジーを利用した手続きをネットで行う
ことが必要となります。

毎月納付が必要となる社会保険料については結構な手間に感じてしまうのではないでしょうか。

本日のブログの要点をまとめると次の内容となります。

①ネット銀行はインターネットバンキングの利用料が無料で振込手数料がリーズナブル
②インターネットバンキングと会計ソフトの自動連携により帳簿付けが楽になる。
③GMOは税金・社会保険料の納付を口座振替ができる現在唯一のネット銀行であるため特におすすめ

お問い合わせがある方はお気軽に弊所までご連絡下さい。