愛知県の豊橋で税理士をしている提中(だいなか)です。
創業して間もない方の中には、「税理士との付き合い方」に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
- 創業したばかりで税理士が必要なのか分からない
- 大手に依頼すべきか、小さな事務所でも大丈夫なのか迷っている
- 起業支援や補助金についても相談できる相手が欲しい
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、「所長ひとりで運営している税理士事務所」という選択肢です。
今回は、創業期の経営者だからこそ、個人で運営している税理士事務所と顧問契約を結ぶメリットについて、5つの視点から詳しくお伝えします。
1. 創業の悩みに“まるごと”寄り添ってくれる存在
創業時は、やるべきことが山のようにあります。
- 開業届や青色申告の申請
- 銀行口座や会計ソフトの整備
- 売上が立つ前の資金繰りの不安
- 節税や融資、補助金の情報がよく分からない
大手事務所では、こうした初歩的な相談がしにくい雰囲気や、担当者が事務的に処理するだけで終わってしまうケースもあります。
しかし、所長ひとりの税理士事務所であれば、経験豊富な税理士本人が創業のつまずきポイントをよく理解し、初歩的なことも丁寧に教えてくれる人が多いです。
一緒に悩み、状況を整理し、今やるべきことに優先順位をつけてくれる、まさに“創業のパートナー”になってくれます。
2. 一人の担当者がすべてを見てくれる安心感
創業期の事業は、常に変化と試行錯誤の連続。
数ヶ月で売上や取引内容が大きく変わることも珍しくありません。
所長ひとりの税理士事務所であれば、あなたのビジネスの変化を一人の税理士がすべて把握し、常に同じ目線で並走してくれます。
「前回の打ち合わせ内容を踏まえて…」という話が通じやすく、急な方針転換にも柔軟に対応してくれるため、経営判断にもスピード感が出ます。
創業初期は「とにかく話を聞いてくれる人が欲しい」という場面が多いため、税務の枠を超えた心強い相談相手になってくれるはずです。
3. コストを抑えながら、プロの知見を活用できる
創業期の経営者にとって、「固定費」は非常にシビアなテーマ。
税理士との顧問契約も、「できれば費用を抑えたいけど、ちゃんと見てほしい」というのが本音ではないでしょうか。
所長ひとりの税理士事務所は、大手と比べて人件費や間接コストが少ないため、顧問料が比較的リーズナブルです。
それでいて、経験豊富な税理士本人が直接対応してくれるので、「費用対効果が高い」のが大きな魅力であると言えます。
4. ITツールやクラウド会計にも柔軟に対応
最近では、クラウド会計ソフトを導入し、バックオフィスを効率化しようと考える若手の起業家が増えております。
所長ひとりで活動している税理士の多くは、こうしたツールに強く、ITやDXに理解のあるタイプが増えています。
- クラウド会計の初期設定を一緒にしてくれる
- Googleドライブやチャットツールでスムーズにやり取りできる
- 打ち合わせはすべてオンラインでOK
というように、創業者にとって「助かる!」と思える柔軟さと効率性を兼ね備えている点は、忙しい創業期において非常にありがたいポイントです。
5. 「数字」だけでなく「人」として向き合ってくれる
最後にもう一つ大事なこと。それは、一緒に事業の未来を考えてくれる存在かどうかという点です。
大きな事務所では、どうしても「顧客の一人」として扱われがちですが、所長ひとりでやっている税理士さんは、あなたの事業に**“顔の見えるパートナー”として関わってくれる**ことがほとんど。
- 事業の小さな成長を一緒に喜んでくれる
- 困ったときは本気で向き合ってくれる
- 長期的な視点で「この先どうしたいか」を一緒に考えてくれる
そんな“人と人”のつながりが、創業者にとっては何よりの支えになります。
まとめ:創業期こそ「信頼できる少人数の専門家」と組もう
税務のプロとしてのスキルはもちろん大事。
でも、それ以上に「起業したばかりで不安も多い時期に、ちゃんと話を聞いてくれて、寄り添ってくれる存在」が身近にいることが、どれほど心強いことか。
所長ひとりの税理士事務所は、
✅ 初歩的な相談にも丁寧に対応してくれる
✅ 一貫したサポートで安心感がある
✅ 顧問料が抑えられてコスパが良い
✅ IT対応や働き方の柔軟性も高い
✅ 人として信頼できるパートナーになってくれる
という点で、まさに創業期の経営者にとって最適な存在です。
もし今、創業したばかりで税理士を探している方がいれば、「所長ひとりの税理士事務所」という選択肢をぜひ一度、検討してみてください。
あなたの「これから」を一緒に作ってくれる、心強いパートナーが見つかるかもしれません。